スチール棚の耐震対策

スチール棚に施す耐震対策トピックス

スチール棚に施す、耐震対策や揺れ防止対策にどのような方法があるでしょうか。
スチール棚自体が重量があり、かつ、重量物の積載ができるものなので、基本的には、床固定と壁固定の施工が望まれます。

スチール棚1台(1連)あたりの耐荷重は、軽量スチール棚のパネル棚についても、最大で1200kgの積載が可能となります。
一般的にはそこまでの荷重はかけないとしても、スチール棚自体の重量を考慮するとそれなりの重さとなります。
その重さを支える対策というのが耐震対策であり揺れ防止対策です。

スチール棚及びスチール書架等のスチール本棚の耐震対策として最も有効な手段は、床と壁の両方を固定することです。メーカーが推奨する対策もこの方法となります。
床は、フローリンであれば、木ビス留め、コンクリートであれば、アンカー留めとなります。
壁は、コンクリートであれば同様にコンクリートアンカーを用いた固定で、一般的なボード壁であれば、角柱もしくは間柱を探し、木ビスで固定します。
柱類が見つからない場合は石膏ボードに固定をします。石膏ボードにはボードアンカーまたはボードビス等で固定します。

床・壁の両方の施工が難しい場合は、壁のみ、床のみでも十分な耐震対策となります。
ただし、賃貸不動産で原状回復が必要な場合は、その固定自体が難しい場合がほとんどです。
その場合は、突っ張り棒等で天井と棚とを支える方法があります。

 

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